七月十四日宣言/土田
しぐなって、煙草でも吹ごど思ったらもうねくて、ようやぐパンツをはいで、その上さもまだパンツをはいで買いに行った帰り、いっつも通る道の傍さある墓場から線香のにおいがしてきて、ああ、東京だばもう盆なながと、軽い(peace)平和(light)に火を着けた瞬間、ふっと頭の中さ、ドサッとどっからが降ってきて、急いでアパートさ帰って、押入れの冬用の掛け布団の中がら、あんま人さは、特に真弓さは見せでぐねノートを引っ張り出した
06/07/14 付き合って一年記念日〈おれ夏風邪〉
真弓、もしも、もしもな
おれが死んだら
おれの墓石のどっかさ
おめの似顔絵を
落書きしてけねべが?
キッドの墓
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