あー。/
Ohatu
冬の野原の湾曲、の真ん中の真冬、あー。
残された記憶はもっと複雑、身体はまっすぐ、あー。
笑う声は、あー、行き止まり。
白樺の、あるいは、切断の、ずっと続く、あああー。
誰かの冬に雪が積もって、いつものように沈黙。
それは始まりかもしれない、あ。
季語だらけの国境線を、年寄りの旅人が越えていった。
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