雨リア/
さくら
ああ、雨リア
風を吹いてゆけ雨リア
泥だらけの足は
土の匂いは
毎朝欠かさず
しみこませているよ
長いということは
古いということともちがう
近いということは
親しいということとちがう
ああ、雨リア
言葉ではなかったね
さかさまになって
落ちてしまえば、
夜を越えて落ちてしまえばいい
ねぇ、
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