不可視光線/ローザ
 
ですくいとったら
さわやかなソーダの酸味と クリームのとろりとした食感を残しそうな
そんな色をしているのに

ああ 雲も


まるで記号化したかのような 滑稽なかたちでもくもくとしております。
大きな雲が 親分なのか はたまた ただの親なのか
小さい雲をひきつれて うっとりとただよっている。





悲しむ要素などないでしょう?


やわらかな広がりのある田舎の景色そのものなのですから。


マグリットでもなけりゃ、面白くなど描けないほどの景色なのですから。




このファインダーを通さない限りは。

だから、


残念ながら 皆様にはお見せできないのです。
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