忘れたい匂い/テルテル坊主
 
全身が軋む
あの匂いが切なくて

待つと決めたあの夏が過ぎて
秋を通り越して冬になった
色々な事が起きて

俺の心にまた夏が帰ってきちゃったよ

もう放っておいてほしかったのに
またあの温もりを思い出させて
俺の服やデニムのズボン
お気に入りのジャケットに
また君の匂いが残って
俺の心を縛り
骨を軋ませる

帰ってこないのは分かっているさ

君が忘れるまでそばにいてあげるから

もう俺を忘れてほしい

君はここにいて良い人間じゃないから

前を向いて進みたいんでしょ?

俺も手伝うから

この匂いを忘れさせて
戻る   Point(1)