支え/佐々木。
自分には何もないと思っていた
中身がないんだ
惹かれるまま あっちこっちへ 手を伸ばす
特別なものを 自分は知っている
そう装いたいだけ だったよね
自分には 特別なものなんて 一つもない
改めて思い知らされて
だから 物分りの良いふりして
離れて いった
役割を演じていると
役割に対してのアプローチが
方々からなされて
自分は必要とされている だなんて
そんな勘違い しちゃったんだね
役割が重要だったんだよ
きみが重要だったんじゃ ないよ
なにか 自分にも出来るんじゃないか
なんて 思っちゃったんだよね
なにも できないよ
でもね ちゃんと自分を見つめなおして
そして 今からでも遅くないから
ゆっくり きみのこだわってるものを
育てていけばいいから
きみの幸せを願っているひとは
きみの歩みを見ていてくれるよ
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