「不思議の国のアリス」に尽いて 〜児玉あゆみ・覚書〜 /服部 剛
 
  守るとか決めるとか 
  どして世の中こんなに約束に溢れているのだろう 
  そんな事を思う、電車の中 
  誰かが誰かより上で 
  誰かが誰かより下とか 
  どして世の中そんな優劣に満ちているのだろう 
  そんな事を思う、帰り道 CRY  
  人は頭がひとつ目がふたつ体があって手足がある 
  生きてる人はみんな偉いし尊い 
  そんな反逆を真剣に思うと涙が出てしまいます 
  ワタシハダレ ココハドコ 
  帰り道に踏み入れてしまった不思議の国 
  わたしは不思議の国のアリス  
 詩人とは、世の人々を覆う偽りを取り除いて視える
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