この冬 最初の雪/高杉芹香
 
みは

あたし無しでも

きっと

大丈夫だった









きみは優しくて

儚くて

凄く脆くて

それを

抱きしめて

生きてる



強いひと








だからね






きっと

愛されるよ








そこには

きっと

光 溢れてるよ










だから






大丈夫









愛しさは

裏腹









決して言うまいと決めていたことばばかりで

きみを傷つける







冷たい雨が




この冬

最初の雪に変わっていた

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