「誓い」/広川 孝治
 
離れ離れになろうとも
命が尽きたとしても
この世界が終ったとしても

僕たちの愛は消えない
消せやしない









そう誓った二人の髪は白さが混じるようになり
共に歩む人が変わった今





誓いと約束の虚しさを知る





されど
あの時の気持ちは
天地神明に誓って
真実だった
純粋だった・・








言葉が枯れ葉と共に風に舞うのを虚しく眺める冬の午後
戻る   Point(0)