林檎/
アイバ シュウ
バス停をさかさまに読む
君のくちびるに冬がくる
片方の手袋を
置き忘れた日曜日
ぼくはこの交差点で
ちいさな水たまりを跳ねた
さよ、な ら
たりない空白は
君の空白で埋めよう
ひややかにあかい林檎のくちびるは冬の
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