キスの理由/高杉芹香
 

ばいばい・・・



そう言ったきみの背中が

真冬の夜空に同化した。













次の約束はしない。







きみは

いつかまた

あたしに会いたくなるの?。





















いつかまた。

ここに来るの?。

















傷つくのに。

それでも。

ここに来るの?。









あたしはもう。

きみに温度を移せないのに。




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