アスファルト/shu
 

アスファルトの熱
耳をつけてキミの温度を聴く

不安で仕方なくって
キミの確かさが欲しくって
塗り固めてしまった弱い僕たちだけど

ねぇ
あすふぁると
あすふぁると

明日はあると?

朝は冷たくて
昼は太陽の熱さを抱いて
静かに夜を羽織り眠るキミ

時代をのせて
ぼくたちの安心を得るための小さな罪に
耐えてくすんで崩れて
また踏み固められて

どこまでも遠のいていく逃げ水を追いかけて
雨あがりにキミの上に溜まった世界の涙を
スキップして踏んで飛んで

今日もキミの上を
ぼくたちは
歩いていく

ねぇ

あすふぁると
あすふぁると









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