世界一平凡なこの愛の詩/水島芳野
君が生まれた意味を教えてあげようか
空に雲に星に風に
ただたゆたいながら流れていく
儚い人の命の意味を
君は欲しいと嘆くから
どうしてあなたはそんなに強いの、と
いつだったか、君は寂しそうに呟いたんだ
僕はただ愛しげにその髪を梳いた
ただ傍に居てくれればいいよ
僕は何も望まないよ
僕が生まれた理由も意義も
君が与えてくれるから
今度は僕が教えてあげる
(世界一単純で幸福なその意義を、
(世界中でただ1人、君だけに言える心からの言葉。
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