シーソー後の着地/南円陣
 
二人で均衡をえられるように、ひとりは少し前に座った。

錆びた支点が何度もギーガー、鳴って、夜の星は笑った。

それから、、ジャンプして重力のないところまで行こうとした。

着地した公園にはもう誰もいなかった。

シーソーの真ん中に立って、両足で平行にしてみる、

それからうつむいたまんま公園を出た秋の夜。
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