せんちめんたる/
狸亭
君はもう去ってしまうと言うのか
遥かに飛翔して行く詩人よ
一瞬触れ得たあのきらびやか
な言葉の魔術はまさに天与
見者の君はあmりに冷ややか
今残る傍線だらけの詩書
色のついた母音ぼくの形而下
流れる涙拭いもせぬ此の世
だがぼくは知っているぞ君の胸
そこに深く秘められた金の骨
比類ないダイヤモンドの輝き
傷ついた君を乗せた酔いどれ船
岸を離れた後は淋しく不貞寝
さようならもうすぐだ卒業式
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