約十二年間の独房で聴いたスケルツォ/《81》柴田望
 

過剰な水分を投与された である               
燃焼の一部 数滴の 青い 厳密な意味                   
氷の残余エントロピーの理論 の 
大股びらき を 太陽の周りを惑星が円軌道を描いて回転している 1861年 には              
耳にした 生じた理由 に 戦争哲学-戦争について考察するもの ゆるさない 硫化りん に すべすべの 冷所に置くえたいのしれぬ せっかちに はじめから 音楽音響学 が 三曲(地歌三味線、箏曲、胡弓)の占有 を 放送で流されるもの 理念と現実との不可分性 の あらがいがたき 炎が出ない炭 燃やし 「音による時間の表
[次のページ]
戻る   Point(0)