私の詩論 「第2部 ゲノムとポエジー」/ばんざわ くにお
1.生物とゲノムの関係
第1部「はじめに」で述べたように「私の詩論」には「生物とゲノム」との関係が極めて
重要な項目である。それは私の詩論がリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』
(THE SELFISH GENE(1976年出版))の理論のなかの「生物とゲノムとの関係」をもとに
しているからである。
そのためにまず、この理論の紹介を行う。ただ、この紹介はドーキンスの進化論として
重要な「利己的な遺伝子」という概念の紹介ではなく、私の詩論で使用する「生物と
ゲノムとの関係」を皆さんに理解していただくための紹介である。
この本の内容を知りたい方はこの本を実際に読んでいただくか
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