教えてくれよピンクフロイド/北斗七星
きっと僕らは両腕に冷たいものと温かいものを抱きしめて生きている
想いは広く積もる雪になり
ざわめく夏の陽射しにもなり
都会の空には
強く輝く星しか見えないけれど
そこには数えきれない
星々の物語があることを信じながら
転がり落ちては僕は又空を探す
しつこくも哀しくも生きたいと願うことを許され
聞こえるラジオの唄に誰かの想いを見て僕自身の声を聞いている
僕はピンクフロイドに
溺れる日々を過ごしていた
時は気付かない間に
僕を置き去りにしていた
理屈は1%の意味を書き記し
水面に波紋を広げながら
それでも僕は感覚に
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)