花の囁き/まどろむ海月
 






蕾の温度の
貴女の愛



花びらを
散らすように
こぼれる

紅の 白の 黄の 紫の
言葉 透明の雫



 あの日
 雨の中を
 歩き続けた
 私のとまどい



羽のような謎
風の 波の 影の 感触



夜空に浮かび
朝にきらめき
旅先の青空にさえ
流れていきます















戻る   Point(4)