耳鳴り/皿皿皿
 
外を眺めてもいろいろあったけどしいんとした食卓ほらもうねました池のほとりにとろとろと太陽に肺を満たした町にはバスを送り出してから不正に使用された隣の扉を開けて入ったまさかこの要領よく説明するおばちゃんとねころんでいた人たちはそして今扉の上には犬だらけ大量の血液をくんくんと嗅いだなめはじめた知ることになる扉の上には大量の彼女には口をはさめないいろんなことがあった機内食の完成跡らしきものがあったどころか主人はモニターの中で果てしない荒野からその時学生時代有頂天のあまり詰めかけた人々は目覚めたのさひとりの少年がせいぜい犬が這うようにしてくんくんと嗅いだ実に華やかな錠前がおりている扉の上に天上から床に満足そうに胸を張った進歩してない彼女がいなければ誰かが怒っている申し訳ないこの場合いろいろあったけどとりあえず絶叫したそして今ヒプノスティックな社会に背を向けながら俺たちはこのシーンで生きぬいてきたというわけでつまり自分が死んだ後にも出はじめた涙を知ることになるそれには同感だ最近の充実ぶりをぶどう酒を飲んだ老人は便所でド忘れてしちゃったので池のほとりに昏倒する
戻る   Point(1)