大輪かがり/わら
かに行くの?」とか
そんな話
カラダに何度、舌を這わせても
その人の未来などには
興味はない
わたしという人が生まれて
どこで何を見失ったのか
長くのびゆく道の果て
もはや願うは人並みのやすらぎ
陽の光は遠く裏側
朝に射すそれは
鋭く、目を刺す
かがり火もない夜にしずみ
それでも、
光をのぞむような
これが、こころかと
ため息を吐き
なにかをしまうように
また飲み込む
あこがれているの?
愛や灯りに
わたしはあなたのその乳房で
どんな涙を流せるだろうか?
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