君はまっすぐにのびていった/kiriko
 
いつも見ていたまるみ
目の前にくっきりとした円
そしてひとり人や心を求めて君は
手をのばした わだかまった体から
空の向こうへと 指先をのばしていく

行くほどに回りで
雲たちがたくらむけれど
前へ とにかく外へ出ていことにした
あの日見ていた希望に向かって

みはるかす 空の光へ
立ち止まっている私を
留まることなく君は真っすぐにのびていった
私がヒモノの体にかわいていても
気にすることなくすすんでほしい
戻る   Point(2)