セミダブルベッド/太郎本人
夢の中、
を漂っているような非現実的な現実に身を委ねてみると、発狂しそうになる。
それが、人間というものだ。
だがこれは多分、夢に決まっていると信じているだけで、実際に俺は(ふふふふふわふわ、ふわ、ふわ、ふわ、ふふふふ、ふわ、ふ、ふわ、ふ、ふわ、ふわふわどろどろのプリンプリンの乳じゃなくてプリンプリンのプリン状のをごきゅっと喉を鳴らしてお前が飲み下すのをうっとりとして眺めながら俺は陰茎を一心不乱にしごくのだという妄想をコインランドリーの乾燥機の回転リズムに合わせて「愛している」を唱え続ける黒いストレートヘアでロングスカートの女独り佇む黒いロングスカートの女を見て妄想する明日は仕事だけど午
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)