<SUN KILL MOON>-fine/ブライアン
のだ。むやみに言葉を続けても、作品には近づけないのだよ、と。物語と「自分」との間にはいつも不協和音が起きてしかるべきなのだ、と。
laver氏の「月」(http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=167675&from=listbyname.php%3Fencnm%3Dlaver)をめぐる。不十分すぎる出発。疑問から生まれなかった文章。書き進めるにつれて生まれてくる疑問。恩師の顔が浮かぶ。だから言ったのに、と笑っているだろうか。いくつもの問いが頭をよぎる。問いが問いを生み出す。「熟れ過ぎた果実のよう」なものは何だったのだろう。視線は、何を見たというのだろう。月、
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