レヴィナスの芸術哲学−「存在の彼方へ」を読んでみる9/もぐもぐ
 
位置付けたりするのには、別段役には立たないかもしれない。ただ、「対象」の「知覚」と「感覚」の観点からする芸術論、純粋な「感覚(エレメント)」への注目、「裸」(「音楽性」)としての「作品」(「語」の「流れ」としての「現代詩」)、後に作品に付与されていく作品や作者の「人格」、「異郷性」(異なった現実)の開示においての「芸術」の役割、(当時の)「現代絵画」のあり方、等々、哲学者による芸術論としては、なかなか魅力的なものになっているのではないだろうか。


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