エキドナの庭に評論家が迷い込んだようです/2012
 
〈とってもフロンティア〉で展開される使いまわされた陳腐な言葉の羅列が一日国家元首の発言集として販売されることになるのであろう。怒濤の如く拡大再生産される煮えくりまくった腸の酢漬けが憎しみなる内容を乗せて現代を飛び回っている。壊すべきでない壁さえ壊しながら不必要に傷ついてしまった幼い魂や1億人×4本の手や足がぐちゃぐちゃに絡まった時代の死体を早いところ荼毘に付そう。さくっと持っていかれかねない基本的であるといわれる個我の権利という張りぼてを守るためにはそれ相応の学習努力が必要になるので、これらは手放しで万人に許されている法ではない。一人っ子作業に全力を挙げて取り組んでいる間に理解しあう能力が著しく低下してしまうため我々は第四空間という生暖かい妄念ばかりが大好きになってしまった。しかし私は既にその限りではない、と、言えるようになりたい、と思っています、と、思考することができるようになりたい、と、思っています、と、言っている端から姫様の目の前で新宿行き最終電車の扉が閉まった、といいます。どこの世界の話なのか説明するには結構長いんで取り合えずあとカットで宜しくお願い致します。アッディーオ
戻る   Point(1)