デルモンテ/透明な魚
何かを始めなければならない時とか
何故こうも憂鬱になるのか
僕の淵源にはqualiaが程々に溢れていて
僕は僕に「ああ、そうなの」とか
「しかたない」とか
circleの中には僕にとって価値があるであろうと誰かが思うものが
品の無い善意で配置されているので
其れが又眩暈の原因となる
雷鳴が僕の心を今も離さないのは
その時強く降った雨音が
僕の鼻先をコンクリートにふれさせたからかも
この世界は心が全てを支配する
デルモンテと聞いて僕が思い浮かべる赤色
其処には空の味がinputされている
蜂の巣の模様に惹きつけられた時
其処に在る温度が僕に蘇る
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