グリーンマフラー/udegeuneru
ているが
あわよくばツナを頂こうって魂胆がみえみえだ
しばらくしてどっかからアナウンスが流れた
「そこにあるツナ缶は食べるためじゃないです」
外国人が発音するような日本語だ
「今からみなさんがツナを体に塗りたくってください」
ほとんどの人が異常を察知し、空気が凍りつく
何でそんなことしなきゃなんねーんだ、と言う怒号が聞こえる
ざわつきの中、革命家の男が服を脱ぎだした
中央のテーブルに歩み寄りツナ缶を手に取った
「俺はやるぜ」
そういうと革命家はツナを塗り始めた
みるみるうちに革命家の体はツナまみれになる
「これは…気持ちいい!」
革命
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