もう君と会えない気がして、怖かった/
そらの とこ
君の瞳を見つめられるのも
これが最後なんじゃないかと思った
怖かった
子供みたいにぺろぺろあめを舐めて
笑っている君はこれでおしまいなんじゃないかと思った
怖かった
泣いてもいいんだよ
だけど笑顔の方がかっこいい
君にそう言って
指先から溶けはじめたのは
私の方だった
怖かった
怖かった
(怖いはずがない、だって君が瞬きする瞬間、)
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