『アイランド』/
東雲 李葉
べと思っているとも知らずに。
沢山の不幸を他人に浴びせ生きてきた。
確信した今からもそれはやめられないだろう。
だけど世界でただ一人君だけは幸せになって。
そんな気持ちで誰もがいればみんな笑っていられるのに。
世界の終わる夜、海という海の上には、
愛する人の幸せだけを願う人らの島ができるでしょう。
僕はその中の一つの白い浜辺にうずくまり、
降りしきる隕石を見つめながらただ君だけを思っている。
たった一人の小さな島で。
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