詩とイメージ −萩原朔太郎 蛙の死−/リーフレイン
導かれます。連想手法として通常使われる、ある一つの対象からさまざまに連想したものを書いていくのではなくて、シーンによって導かれる気分をさらにシーンにしたてていく この手法は短いながら詩がダイナミックに動き、かつ一つの作品としてのまとまりを確固たるものにしています。
余談ですが、この作品は大正六年に刊行された「月に吠える」に入っています。ということは、書かれたのはその前数年の間ということでしょうか?およそ90年前の作品なわけですが、この感覚は現代でも十分通用するのじゃあないかと思ったりします。
すごいことだなあとしみじみ思います。
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