光量/渡邉建志
 
たぶん遠くでひかりがあって、それがたぶんきみ(という形を取った生そのもの)だとおもいます。それはたぶんきみでなくてもいいのかもしれません。ただぐうぜんそれがきみだっただけだとおもう。けれど、一瞬でひかりで射ることができるひとを、わたしは過去に2度しかみたことはないし、たぶん、いまのわたしにとっては、きみが、きみでなくてはいけないのだとおもう。いっていることがわけがわかりません。寝たほうがいいんだろうとおもいます。健康になりたいです。きみに正対できるぐらい健康になりたいです。まぶしくていまだに正視することができなくて、わたしは逃げたのかもしれないし、あるいは正視できるようになるために、わたしは回復の時間をもらったのかもしれません。

ねます。

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