跛をひいてどこへ向かうの痩せこけた子猫たち/鎖骨
 
ことを選んだことへの
その象徴としての肉
その顕現としての精神
無駄なものがそこここに溢れている
認めなくてはならない
言葉や概念や真理でさえも庇いきれない
過ちがあることあったことこの先もそれを重ねていくこと
情も人間愛も儚さも共同幻想ももはや逃げ道にはできない
宗教は嫌いです商業歌は嫌いです詩もともすれば嫌いです
肯定できる対象がないのに否定することさえ否定されて
僕らは夢見る機械になって生きてかなきゃならない
あまいあまい言葉と教育のもと
人類はひとつだと合唱しながら笑顔で死んでいくのさ!




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