罫線/
かいぶつ
夜が僕の体の中に
あまりにもきれいな
罫線を引くもんだから
僕はついついキーボードを
叩いてしまう
天井から
季節はずれの雪みたいに
言葉が降ってきて
これもまたあまりにも
やさしくて冷たいから
舌の上でとろけた言葉に
詩と名付け
甘やかしてしまう
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