日曜日の曇り、ミカゲイシの隙間/むらさき
 
燃え残ったあたしの骨は
神様も買わなかった
代物で
おさまりのいい
グリーンの壺を
飛び出して
かしゃかしゃと
サワヤカに
鳴りはじめる
静まり返った
西光寺に
ササヤカな
ビートが
響いてる
お掃除のおばあさんも
乾いたハグキを
かしゃかしゃ言わして
もつれた足で
踊りだすわ
帚の先にも
踊り狂った蟻たちが
真っ黒になりながら
しがみついていくわ
あんたが
いつ
訪ねてきてくれても
いいように
あたしのお墓は
ふき出しの形をしている
ミカゲイシからジージーと
静電気が出ていて
あんたのたばこに
火をつけてあげる
食卓の上で見たとき
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