ミリ/モリマサ公
 
実態がない
1ミリもない

あの子の必要としているのは俺じゃあ無くて
俺が必要としているのはなぜあの子なのか
そしてこのタイミングなのか

三本足の野良犬のびっこの足跡をたどる
雷がすごく鳴っている
おしっこをがまんしているので
自然と急ぎ足に

どこかもう世界のような遠くにいってしまったのかな
あのときの気持ちも
こないだのこころも

どうにもならないな
恋愛というのですよ
胸がつぶれるこの感覚を

秘密にするから
太陽にも星にも
告白しないから

どうやっていきていけばいいのかわからないから君に会いたい

[次のページ]
戻る   Point(16)