するとすべて こうして、秋が呑む飴色の庭に流れ入る日々 立ち尽くすことはできないから倚りかかると ステンレスの台がたわむ 窓の 外 暗く黄昏れる湖 刷毛の肩に金のほつれ毛 月の 抛物線にかかる 秋 風 … 強火の中、 黒マントの奥で 後ずさりするフライパン に 粘る履歴書を溜めて 涙色に一気に絡める