流体/kauzak
 
っさらな領域には種さえなくて
何かが立ち上がる気配すらなくて

何でもいいから流れ込んできて欲しいと願う


ベットに潜り込んで君を抱いてみる

君は嬉しそうな顔をするけれど
僕は優しさからそんな行動をした訳じゃない

胸の奥に空白を抱え込んで拠り所を零し続ける
僕はすべてに確信がなく動かない感情のまま
君が過去に喜んだ行動を取ることしかできない

   (2004.1.15)
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