いなほ/玉兎
 


ひろがる ながれつづける みらいのいなほ
はしりゆく かぜにここちよく ゆれる

すうぅっと みちはつづく いっぽんみち
わたしは だいたんにも
とてもせいじょうな きもちになって
しゅくしゅくと すべてのながれに
みを ゆだねて うつら うつら、する

いっしゅんのきょう、の すべて
やわらかな らいんに しゅる しゅる
つつみこまれて ほどけては
つぎのとしへ かえってゆく

あさとなく よるとなく
とこしえに ゆらめいて


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