詩で遊ぶ方法を考えてみる 〜合唱経験者の妄想〜/北村 守通
います。それは例えば朗読であったり、歌であったりします。合唱もその一つと言えましょう。そして、合唱がそうした変換の手段として特異なのは、「複数の人間が同時に」声に出して、詩を3次元に変換していることであると思います。また、その声の出し方(発声)や、旋律についても独特のものがあると思っています。
これまでは、この内の「発声」「旋律」というものに着眼し、「通常の会話で使う声とは違う声で、違う音の高さで」ということをコンセプトに『ガセオペラ』あるいは『オペラ風朗読』といった形での朗読を試みてきました。(「オペラを冒涜している!」なんておっしゃらないでくださいね・・・)色々なご意見を頂きましたが、
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