言葉と責任−「存在の彼方へ」を読んでみる4/もぐもぐ
難しいが、少なくともここでは、生の「重々しさ」が、「言語」や「責任」と深く関係していることが指摘されている。レヴィナスは、人間の生き方についての探求において、言語が持つ深いつながりを見つめているのである。
では、具体的に、レヴィナスは言語をどのようなものとしてみているのか。また、レヴィナスは、言語と責任の間の関係をどのように捉えようとするのか。＜語ること＞と＜語られたこと＞という概念は、これらを規定するために持ち出されてきた用語のはずである。まず、この両者の語の内容を確かめてみなければならない。
先に論じた際にも指摘したように、レヴィナスの論述中では（不親切なことに）何らの説明もなしに
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