願わくば/明楽
 
生きてゆくために
捕まえたり
耕したりするすべを
忘れ去ってしまった両手で
強いようで弱い
硬いようで脆い
そんな
不安定なものたちを繰って
日々の歯車を回していますが

畑や田んぼや里山が
人の手を待っていてくれる間に
もう一度
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