今ここにある現実/
佐々宝砂
は永久にわからないか。私のペルソナ、私の仮面、そんな退屈なもん詩に書いてどうすんの。
私にとって、今ここにある現実は、すべて、嘘だ。嘘の塊だ。みな仮面だ。私にとって最も大切な人も大切な風景も、それが現実である以上、嘘だ。私にとってすべてはひとしなみにどうでもよい。ただ私は現実に生きねばならず、現実の問題は私にふりかかってくるので、私は生きる上で現実を重要視する。
(2003年4月29日)
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