幻想/
Izm
錆び付いた風に
冷たさを感じながら
モノクロームの世界に
まだ溺れていたい
光を閉ざした瞳の中で
描いた欠片が
重なる想いを越えて
静かに動き出した
浮かぶ月へ
舞う花びらと共に
溶け出すまで
焼き付けた傷痕
痛みも無いまま
微笑む君だけが
真実だと 信じたかった。
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