Born To Win [time]/プテラノドン
 
計り知れない意味と、その重みに倒れこみ、
それは書物の中で、ブラウン管の中で、譜面の上でも
じきに、冬を告げるために落ち葉のように朽ちるのかも。

その合間にも、一週間における僕らの営みとしては
YESとも、NOともとれる乱暴な言葉を何度か口にするだろう。
そして明日あたり、
―お前が描いたんだろ?と、友人は言うだろう。
―お前が塗ったんだろ?と、僕は答える。
―糞野郎!
もちろん彼女の前では
そんな言葉を口にはしない。
わざわざ怒られるなんて
居ないよりはマシだけど、
笑っている方がいいに決まっている。
記憶のなかで在り続けるってやけに大変な作業だと思いつつも
彼女は言ったのだから
―つらぬきながら迷う 
明日は美しいと。
timeと。

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