あのやまのむこう/
こすもぷ
『あの山の向こうにはなにがあるの?』
『自分でいってみないとわからないんだよ』
旅立ったのは
幼い時分からの
憧れだっただろうか
眼下に広がる世界を
言葉に表そうとしても
肝心な声がでない
ただ頂に立ち尽くし
網膜に世界を焼き付けた
忘れられないものがあった
忘れてはいけないものがあった
戻る
編
削
Point
(3)