あのやまのむこう/こすもぷ
 
『あの山の向こうにはなにがあるの?』

『自分でいってみないとわからないんだよ』
 
 
 
旅立ったのは
幼い時分からの
憧れだっただろうか
 
 
眼下に広がる世界を
言葉に表そうとしても
肝心な声がでない
 
 
ただ頂に立ち尽くし
網膜に世界を焼き付けた
 
 
 
 
忘れられないものがあった
忘れてはいけないものがあった

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