孤独のつぶやき/
ヒロシ
季節も
コンピュータも
風も
液晶画面も
叫びたいほどの
この孤独を
呑み込んでいく
そのたび
余計に孤独になりそうな気がして
あてもなく
答えのない何かを
探し始める
斜陽の後にやってくる
暗闇を
超える力も足りない
誰かを抱きしめたくなるような
肌寒い季節に
まだ
君の面影を追いかけてる
ちゃんと歩き出せているつもりだったのに
気が付けば
探していた
こんな夜に
戻れない
思い出たちが
空を流れる
戻る
編
削
Point
(7)