孤独のつぶやき/ヒロシ
 
季節も
コンピュータも
風も
液晶画面も

叫びたいほどの
この孤独を
呑み込んでいく

そのたび
余計に孤独になりそうな気がして

あてもなく
答えのない何かを
探し始める

斜陽の後にやってくる
暗闇を
超える力も足りない

誰かを抱きしめたくなるような
肌寒い季節に
まだ

君の面影を追いかけてる

ちゃんと歩き出せているつもりだったのに
気が付けば

探していた

こんな夜に
戻れない
思い出たちが

空を流れる
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