気流/
ヒロシ
遠い星
夜空
そこと僕の間に
音もなく流れ続けていく
気流
それは
目に見えない
ここからはわからない
想像を絶する
過酷な空の営み
すべてを凍らせるような温度で
流れてゆく
空は誰のものだろう
届かないといつも
嘆いてしまう空は
実はもう既に
この髪の毛の先から
始まっている
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