妄想家はかくして創られき【詩とは何か祭り参加作品 〜ちびっこからの付録〜】/北村 守通
だった。2次元から3次元への昇華である。3次元の魅惑を覚えた私は、こんどはオリジナルキャラクター達を造型で表現することを覚えた。材料は・・・トイレットペーパー・・・飽きたら便所にポイです。これなら親にもばれない・・・はずだが、トイレに座る時間が異常に長いので親に不審に思われたことは数知れずである。
一方で所持することを許された図鑑の類も私の妄想の材料となった。怪獣図鑑に出てくる怪獣たちの中にはもはやその暴れっぷりを確認できない奴らがいっぱいいたので、その人相やスリーサイズ、履歴書を読みながら、こいつらはこんな暴れっぷりだったんだろう、と勝手に話を作って想像の世界で映画館を開いた。また、水棲生物
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)